社長ブログ

雨が降る前に

2022.06.10

 最近、雨漏れの調査が多いです。

梅雨とはいえほとんど雨が降らない毎日ですが、時々強い雨が降ります。

だいたい夜に大雨が降り、朝起き頃に電話、SMS、LINEなどを通じて雨が漏れたと連絡が入ります。
原因がはっきりしているケースはごくまれで、原因を特定することが難しい現場がほとんどです。
赤外線カメラを使って調査すると建物を解体せずとも漏水の原因をつかめる場合もあります。

屋根に上って調査することもありますが、雨の直後はかなり危険です。ドローンを検討しています。

ビルの壁からの漏水の場合は、屋上から懸垂下降しながら調査したことも過去にはあります。

いずれにしても漏らない建物を作る事が一番ですね。

今まで漏水が多かった箇所としては、鉄骨ALC造の場合で、ALCにタイルが貼ってあるケース。これはほぼ漏水箇所の特定が無理ですし、修繕が非常に大規模になります。木造の場合、複雑な屋根形状の谷間に原因がある場合が多いです。他にも樋が詰まってオーバーフローして漏水というケースもあります。風向きなどにより、漏水箇所が変わったりもします。本当に特定は難しいです。

とにかく梅雨は漏水案件が増えて憂鬱です。

建物はシンプルな形、軒が深く、敷地に対して余裕がある建物の方が漏れるリスクは少ないと思います。
とはいえ、真四角の家ではさみしい気もしますね。
雨漏りという事だけに関したら、真四角で切妻のシンプルな家が最強かも。地震に対してもそうですね。



漏水調査時の画像です。温度差で壁面内の漏水箇所を調べます。

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