社長ブログ

心地。

2011.07.21

今日の午前中は設計事務所さんととある住宅の実測に行きました。



築80年ほどの住宅で味わい深い建物です。様々な検討をするにしてもまず「現状」を知る事が大事です。

その「現状」を理解した上で次の段階に進みます。



今日は1日かかるだろうと思っていましたが、お客様がきちんと図面を保管されており、想定時間の半分ほどで実測は終わりました。



現状平面を作成し、今度は設備の調査を行う必要があります。そしてご要望をお聞きしてプラン作成というストーリーです。



実測させていただいたお客様は職住が一緒の建物で京都の伝統産業をされています。

ご主人様からその仕事に対する想いを沢山聞かせていただきました。



印象に残ったのは、バブル期に皆うかれる中、コツコツと技術を磨き続けたという話です。

沢山良いものに触れて、見て、感じる事にも多くの時間を割いたそうです。



バブルの時に浮かれていた人たちの事は聞きませんでしたが伝統産業が低迷する中、愚直に技術を磨き、センスを磨き続けて今があり、受注があり、後進も育ってきているそうです。



素晴らしいです。



それと、手仕事の素晴らしさも教えてくださりました。



機械織りと手織りの違いは、身につけた時の「心地よさ」が違うという事、体になじむ事が違うそうです。

昔はそんな感性を持ったユーザーが沢山いたそうです。



インタビューを動画で配信したいと思える話でした。



ありがとうございました。



午後は、現在進行中の現場に行きました。

板金工事を暑い中もくもくと職人さんたちが頑張ってくれていました。



ありがとうございます。

おかげで工事が順調に進んでいます。



その後、山科の集合住宅の改修現場に行きました。

解体してじっくり思いをめぐらせながら収まりを大工さん達と話し合いました。



出来る限り美しく、楽しく住まえる「住み心地」を考えてみました。



それから宇治に走り来週からスタートする現場の仕込みを行い、会社にたどり着いたのが20時半。



今は、図面を描いたり資料を作成したりしています。



とりあえず時間が足りないというより、もっと体力が欲しい。



明日も1日頑張ります。



この土曜日は自社主催の勉強会を行います。



ぜひお越しください。







押入れの改修 左に見える配線は 勉強机をかねたカウンターを作ります。

その場所に必要な 照明配線、コンセント、電話配線を仕込んでいます。

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