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Archive for 6月, 2006

大津市      □N邸  屋根・外壁塗装工事

大津市郊外の住宅地にあるN氏邸。

※外壁のモルタル塗装の上からサイディングを貼って欲しい。

※夏場、階段の吹抜けが暑くてたまらないので、屋根裏に換気装置をつけて欲しい。

当初のご要望はこのようなものでした。とりあえず現状を見せていただいたところ、外壁や屋根はメンテナンス時期にあたっています。階段の上部は、夏場の2階の暑さがそのまま留まるようになっています。

しかしながら、サイディングや屋根裏換気装置が最適の改善策になるかどうかは即断しかねるところです。

落ち着いた淡灰色の壁は、静かな街並みに調和していて感じよく、サイディングを貼って外観を変えるより、塗替えるのがいいのでは。建物のためにも、また防水上からもモルタル塗替えのほうが適しています。

また階段室のほうも、建物の構造や費用面を考慮に入れると、高価な換気設備が効果的に機能するのかどうか疑問でした。

そこでまず、階段室の通風をよくして熱がこもるのを防ぎ、それでも効果がなかった場合に次の策を講じることにしました。もしかするとあまり効果が無いかもしれない工事をするのに費用をかけるわけにはいきませんので、風の流れを作ることだけを考えて、換気扇を2箇所に取付けることに。屋根裏換気装置工事の約5分の一でできる工事です。

このように決まるまで、工務担当者や換気設備メーカーなどと検討し、N様とも相談を重ねて実際の工事以上の慎重さで事をはこびました。

着工後は、敷地がゆったりと広いので、工事のために近隣にご迷惑をかけることもなく、またN様の心遣いの行き届いたご協力もあって、工事はスムーズにすすみました。外壁には骨材に石の入った塗料を使用したので、外観の印象が少しグレードアップしました。

完成したのは入梅直後。しばらくして曇天の梅雨空の下、蒸し暑い日々が続くさなかにN様からメールが届きました。

「おかげさまで体感温度が3度くらい低くなったように感じます。」という御礼でした。

いいえ、こちらこそ感謝の念でいっぱいです。最初は色々な方法のうち、何が最善なのか迷いながらの打合せだったにもかかわらず、弊社の意見に耳を傾けてくださったこと、率直に意見の交換ができたことで、工事を成功させることができたのですから。本当にありがとうございました。

新築、リフォームを問わず、建築工事は施工業者の一方的な行為ではなく、お施主様との共同作業なのです。お互いに忌憚無く話し合え、相手の立場や価値観を理解することではじめて、期待した成果が出るのだと思います。

京都市左京区 □N邸全面改修・バリアフリー工事/自社設計

N邸  6/15工事終了!
鉄骨の連棟、築年数不明、台形の敷地、狭小間口。 不利な条件が重なって完全なバリアフリーのプランは難しい面があります。

生活動線や使い勝手、耐久性や工事予算…….他にも、施工上無理な場合があり、ある程度妥協をせざるを得ない部分もありました。けれど自分自身の体が不自由だったとしたら、また老いて体力が衰えたとしたら、とお客様の立場で考えながら、与えられた条件の中でできる限りの工夫をこらしました。工事は完成し、以前に比べるととても明るくきれいになりました。但し、これで終わったとはいえません。ここで独り住まいをなさるお客様が、前より暮らしやすくなったと感じて下さるかどうか、自立した生活を続けられるような配慮がなされているかどうか、暮らしてみないとわからないこともあります。 

玄関

引渡し後、実際に使っていただいてから必要に応じて手すりをつけ、他にも機器等が日常生活 に支障をきたすことがないのを確認できてはじめて、仕事が終わったことを実感できるのです。

2階洋室

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